2015年10月25日日曜日

8県合同の防災訓練

中日新聞(2015/10/25)より

 三重をはじめ愛知、岐阜、静岡、滋賀、富山、石川、福井の八県の消防機関などが参加した合同防災訓練が二十四日、桑名市の長島運動公園をメーン会場に開かれた。
 総務省消防庁と県などの主催。大規模災害発生時の広域連携の強化が目的で、消防機関や自衛隊、企業など五十団体から総勢千人が参加した。
 「養老-桑名-四日市断層帯」を震源とする内陸型地震が発生し、北勢地域の複数市町で最大震度7を観測したと想定。海抜ゼロメートル地帯や四日市コンビナートの災害を意識し、北勢地域を中心に二十会場で行った。
 メーン会場では土砂災害や水難事故など九つの事案を想定し、救助や対応に当たった。このうち、液状化と冠水の訓練には鈴木英敬知事も救助される役で参加。住民とともに水深三十~九十センチの中を歩いて安全な建物に避難し、ボートや水陸両用の救助車両などを待った。鈴木知事は「住民には自分が住む地域がどのような防災上の困難を抱えているのか事前に把握してほしい」と話した。



浸水被害で家に取り残された住民を救出する訓練
水陸両用のレッド・サラマンダーも出動した