2015年11月1日日曜日

災害救援ボランティアセンター立ち上げ訓練

 平成27年11月1日(日曜)午前9時30分から羽島市防災ステーションに於いて「災害救援ボランティアセンター」の立ち上げ訓練が行われました。
 これは羽島市社会福祉協議会の羽島市福祉ボランティアセンターが羽島市防災研究会の他、各防災担当団体に呼び掛け、羽島市では初めてボランティアセンターの立ち上げの訓練を実施したものです。
 午前中は参加メンバーを2つのグループに分け、社協側が作成したマニュアルに沿って受け入れる側のスタッフと応募してきたボランティアとに扮してマニュアル通りにボランティアの受け入れ、被災現場への派遣がスムーズに出来るかを検証し合いました。
 受け入れスタッフの担当として、事前オリエンテーション、ボランティア受付け、(ニーズ受付)掲示係、マッチング、活動オリエンテーション、資材貸出・管理などの役割りを割り振り実際にボランティアに扮したグループを受け入れましたが、初回は各担当者の役割りが充分に理解出来ないままのシミュレーションとなり登録用紙の記入方法や掲示方法がうまく行かず混乱しました。そこでもう一度よくマニュアルとお互いの連携を確認し、2度目の実施ではかなりスムーズに進行することが出来ました。
 午後はマニュアルに載っていない想定外の事態にどう対処したら良いかをグループに分かれて討議しました。数多くの派遣要請がある中でどれを優先的に割り振るか、また外部からのボランティアを派遣先までどうやって迷うことなく送り届けるか、などインフラが被災して充分に利用できない状況の中でどう処理していくかなどを議論しました。
 自然災害はその規模や時間がどうなるかは具体的には想定しきれないので、ある程度基準となる被害想定はしますが、いずれにしてもその想定外のことは間違いなく起き得るのでそうした場合の対処法を充分に準備しておく必要があります。
 今回の訓練でその課題となる問題点がかなり炙り出され、より現実的なマニュアル作りに活かされることとなるでしょう。

会場の羽島市防災ステーション
30数名の防災関係者が集まりました
実際に担当ブースに分かれて体験
ボランティア依頼票の作成は重要
受付で登録用紙に記入してもらう
昼休みに発電機や組み立て式リヤカーなどの体験も

午後は想定外の事態への対処法を議論
グループごとの検討結果を発表